ログイン 
閉じる

特色ある教育

建築工学科では、他にはない実践的な建築教育に取り組んでいます。最先端の技術を使った試みや、フィールドに出て実践しながら学習を進めていくさまざまな教育が行われ、横断的に経験を統合していくことが建築工学科の特色です。
教室にとどまらず、現実に起こっている問題や社会の抱える課題を見つけ、自ら行動できる人材を育成するために、国内でも珍しい実践的な授業やプロジェクトへの挑戦を紹介します。

2 年次海外建築研修で、イタリア・ヴィチェンツァにて

設計教育

建築物の設計は、総合的な作業だと言われます。ルネッサンス期には技術と美術の総合を、19 ~20 世紀には工業文明と人間文化、そして多岐にわたった専門技術どうしの総合を成し遂げてきました。さらに21世紀においては、地球市民的な意味での総合-先進国での環境保護と資源国での環境破壊という相反する動きの総合-を成し遂げることになるでしょう。建築工学科の設計教育は、それを工学的なアプローチで教育の場に持ち込み、グローバルに通用する設計メソッドを学生に伝達します。

フィールドワーク

快適な住環境を実現するために人はどのような工夫をして来たのかを、そこに生きる人々と時空間を共有するフィールドワークによって探求する研究が進められています。実践教育を重視している建築工学科では、全学生が履修する建築ゼミナールで、グループワークによって身近なフィールドに出て課題を見つけて研究するなどの教育を実践しています。
特に、住環境や建築史の研究では、フィールドワークに必要なスケッチや実測などのスキルを身につけ、国内外(東南アジア、沖縄、九州など) での調査研究を展開しています。

グローバル

海外建築研修は、2 年次の夏にヨーロッパのまちや建築をまわりながら、世界の建築に触れる体験型のグローバル授業です。高学年になると、フランスやイタリア、ロシアなどの提携校で行なわれる1ヶ月の短期留学で、海外の学生たちと交流を深めながら設計ワークショップを行います。
さらには、大学院での1年間の長期留学制度が用意され、段階的なグローバル教育を進めています。これにより、学生たちのフィールドは広く国際的にも展開し、卒業後は海外で活躍する卒業生も数多くいます。

CAD・BIM

国内外の建設業で、CADをはじめコンピューターを利用した設計技術が急速に普及しています。
BIMとは、構造、設備、材料などを組み上げたバーチャルな建築をコンピューターの中に構築する技術で、設計、積算、施工、運営維持・管理など、建築プロセスのあらゆる場面で活用が期待されています。
本学科では、BIMをはじめとしたコンピューター技術の建築プロセスへのかかわりに関する、日本でも有数の教育・研究に取り組んでいます。

ものづくり

材料、各種構造、構工法の知識を身につけると共に、実際に「目で見ること」、「手を動かす」ことを通した現場主義のものづくり教育を実践しています。
日本の大学では珍しい木造系の教育では、木造住宅の軸組設計をはじめ、原寸大で家具を製作する演習や、地方都市で実際の木造建築の改修などの活動があります。非木造系では、建設現場や工場の見学、積算や工程計画を行います。その他、建設技能者(職人)のこと、諸外国の建設産業のことなど幅広く学び、新時代の建築技術者としての素養を形成します。

学生プロジェクト

エネマネハウスで注目された母の家2030は、計画から竣工まで、学生が実際のプロジェクトを進めていく上で、試行錯誤を経て実現したゼロエネルギーハウスです。この未来の住宅を実現するために、研究分野や学年をまたいで協同して進められました。建築工学科では、自ら考えて解決して行く、実践的な経験を尊重しています。
他にも、茶室を建設するコンペティションやアイデアを競う設計競技など、学生が主体となって学外のプロジェクトにも積極的に参加し、優秀な成績を収めています。