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建築工学科の構成

建築工学科では、お互いに深い関係をもった分野ごとに専門の研究室をおき、6つの専門系によって実践的な建築の理論、知識、技術を身につけるための教育に取り組んでいます。
建築の文化性や芸術性と、確かな工学技術を統合することで、持続可能な社会にむけた研究と教育を続けています。それぞれの分野における専門の教員が、横断的に連携しながら建築工学のあらゆる分野を網羅した教育を構成しています。

建築計画系

建築計画・建築史・意匠

建築物の設計は、総合的な作業だと言われます。ルネッサンス期には技術と美術の総合を、19 ~20 世紀には工業文明と人間文化、そして多岐にわたった専門技術どうしの総合を成し遂げてきました。さらに21世紀においては、地球市民的な意味での総合-先進国での環境保護と資源国での環境破壊という相反する動きの総合-を成し遂げることになるでしょう。建築工学科の設計教育は、それを工学的なアプローチで教育の場に持ち込み、グローバルに通用する設計メソッドを学生に伝達します。

都市計画系

都市計画・まちづくり

都市計画系では、都市に生まれる様々な社会的課題を予測・調整し、解決していくために必要な知識や考え方を育成します。これには、自然環境と人間生活との相互関係を読み解きながら、関連する諸学の議論を絵姿としてまとめていくための広い視野を必要とします。都市に住まう多様な主体とコミュニケーションを図りながら地域を動かしていくための実践的なスキルを学ぶことで、都市の未来を構想してデザイン・マネジメントしていくための計画手法を習得します。

生産系

建築生産・建築経済・建築プロジェクトマネジメント

生産系では、「どのような建築をつくるか」と「どのように建築をつくるか」を双方向的に考えることを学びます。構造とデザインの対応や、実際につくるための方法論、プロジェクトマネジメントやコストマネジメントといった計画・管理技術を学び、生産系実務の理解を深めます。また、建物のライフサイクルや維持保全への配慮や、パソコン上で3次元情報として可視化するBIM(BuildingInformation Model)などの新技術にも取り組み、新しい時代に求められる建築技術者のあり方を追求しています。

環境設備系

計画原論・建築設備/都市環境・都市設備

環境・設備系では、近年注目されている環境の視点から、人から地球の広い視野で建築を見つめる能力を育成します。
建築環境計画では、建築の空間や環境の作り方を、光、音、熱、空気といった建築計画の観点と、給排水衛生、空調、電気といった設備システムの観点から、その考え方と設計手法を学びます。都市環境計画では、自然環境と建築の関係を2年次に学び、3年次には、エネルギー効率を高めるための技術や方法、地球環境に対する考え方を身につけます。

建築材料系

建築材料

建築材料系では、コンクリート、れんが、タイル、石材、ガラス、木材、鋼材、合成分子など、建築を構成する多くの材料の性質を理解し、設計、環境、施工に適した材料を的確に選定する能力を育成します。
2年次に構造材料の力学的性質の基礎理論とその応用、構造材料の製造方法や規格、力学的特性、耐久性といった基礎的な知識を学習し、3年次には、外装材や内装材といった建築仕上材料、防・耐火、断熱、遮音といった機能性材料の性質や性能を学びます。

建築構造系

構造・地震防災・耐震工学

建築構造系では、地震や台風などに強い建物の設計や施工など、建築に関わっていく人であれば必ず知っておくべき基礎的な知識から、より高度な構造の解析まで幅広い学習を行います。
2年次までに構造力学や構造計算の基本的な考え方や計算方法を理解し、3年次からは、鉄筋コンクリート造、鉄骨造など主要な建築の構造種別、あるいは建物を支える基礎の構造設計法を身につけ、さらに、振動や都市防災といった日々進化している分野の技術や方法を学んでいきます。